マッサージ通いは意味が無いのか?
あん摩マッサージ指圧師という国家資格を持つ私が説明して行きたいと思います。
マッサージとは何なのか。
国家資格があり、あん摩マッサージ指圧師という免許があります。
これだけでも驚きますよね。簡単に子どもや孫に、肩たたきや、モミモミ!っていう感じでやってもらったり、エステやもみほぐしなど気軽にしてもらうイメージがあるだけに、医療系の国家資格だと認識されている方は少ないかも知れません。
実際に、無資格で、マッサージのような行為をする施術所もあり、それが悪いわけではありませんが、体のことを理解してない方が少しの研修を経て、実践に立つなんてこともよくありますので、少し怖いなーと思ったりもします。
どのような技で、効果効能があるのか?
体の筋肉や組織に対して、指や手のひら、手首、肘、膝、足などを使って圧力や刺激を加えることで、身体的な緊張や痛みを緩和し、リラックスや快適さを促す手法です。マッサージの手法は多岐にわたり、揉む、押す、叩く、引っ張るなどの動作を組み合わせて行います。マッサージは、古代から行われてきた歴史のある施術方法であり、世界中で広く実践されています。
マッサージの効果は様々で、以下のような効果があります。
筋肉の緊張緩和:筋肉がほぐれ、緊張が緩みます。
血行促進:血液の循環を改善し、酸素や栄養素の供給を促進します。
ストレス軽減:リラックス効果があり、ストレスや不安の緩和に役立ちます。
痛みの軽減:慢性的な痛みや筋肉の痛みを和らげる効果があります。
柔軟性の向上:筋肉や関節の可動域を改善し、柔軟性を高めます。
などなど、様々な効果や反応があります。
マッサージでは良くならないのか?
マッサージ自体が悪いのではなく、よくなるものとよくならないものの見分けができていない事が1番の問題なのでは無いでしょうか?
実際に筋肉の単なる疲労ぐらいだとマッサージやもみほぐしやエステで改善することもあると思います。
しかし、現代のお身体でお悩みの方は、単に疲労が溜まっているだけではありません。
筋肉を触る以外に関節の動きや、正しい位置なども把握しなければなりませんし、普段の悪い癖なども見抜けないといけません。
お店に着いてすぐにベッドに下向きに寝転んで、検査もせずに改善するほど、簡単ではありません。
痛みと直接関連するところならば、良いのですが、痛みの部位と、痛みを出している原因とが離れていることも多くあり、その場合は難しくなることも多いかと思います。
また、筋肉は表面だけでなく深層にもあり、関節系の痛みが強い方は、関節付近の奥深くの深層筋が悪くなっている場合があります。そんな時に適切な筋肉の走行や位置関係の把握などが出来ていないと、強く押すことに必死になり、表面の筋肉を傷つけて、逆に痛くなってしまったり、深層筋を適切に施術できないために改善へと導けないこともあります。
ということで、いろいろ書きましたが、マッサージが悪いのではなく、きちんと施術できないのがよく無いですよ。というお話になりました。
簡単に治れば、皆様が健康で笑顔で過ごせるのに。身体は単純そうで複雑です。