最近ギックリ腰のご相談が多くなっております。
寒さが続くせいもあるのか、日頃の疲労の蓄積と相まって、ギクッと魔女の一撃(海外ではそう呼ばれている)を食らってる人が多いですね。
そんな人たちに正しい対処法をお伝えしていきます。
これはあくまで対処法なので、対処をするだけです。
対処を間違えない事で悪化することはなくなり、早く治ります。
なので、ギックリ腰を年に数回、定期的に起きるような人は、対処をすることも大切なのですが、根本的に解決するようにして欲しいと思っています。
ギックリ腰になるのには、原因があります
ギックリ腰で急な激しい痛みに襲われて、その痛みが無くなったら、治ったと思ってませんか?
それはただ、痛みが消えただけ。
ギックリ腰になる原因は身体に残ったまま、気付かれないように、身を潜めているだけです。くれぐれも治ったと思わないようにしてくださいね。
ギックリ腰になった時の対処法は?
皆様はギックリ腰になった時、どういう風にしていますか?
温めたり、シップを貼ったり、ゆっくり寝て過ごしたり、コルセットをしたり
してるのでないでしょうか?
ちょっと動くとギクッとなって、全身に電気が走るような激痛。
あんまり動きたくないし、むしろ動けませんからね。
でも、この対処法はどれもが間違いと言うか、治りを遅くしてしまうのです。
何故なのかギックリ腰の原因から考えてみる
毎日すこぶる元気な人にはあまり起きません。
どちらかというと普段から腰が痛かったり、硬かったりする人に多いですね。
何故かと言うと、普段から疲労が溜まって硬くなっている筋肉は血液の循環が悪くなっており、循環が悪いせいで、筋肉の本来の役割である伸びたり縮んだりする機能が低下しています。
疲労が急激に溜まったり、寒くなり冷えると、より筋肉が硬くなりやすいので、急に動いた時に柔軟性がないため、硬い部位の筋肉がブチっと損傷してしまうのです。
ギックリ腰は他にもいろいろあるのですが、大きくいうとこのような感じでギックリ腰になります。
温めてはいけない理由
筋肉の損傷や関節の損傷だったりで痛くなるので、痛めた初期は炎症が起きてることが多く、温めると逆効果になってしまいます。
シップが良くない理由
また、シップは消炎鎮痛剤が入っているので、薬の効果で痛みはマシになるんですけど、シップ自体に患部を冷やす効果が無く、また熱を持った患部に蓋をするため、熱の逃げ場が無くなり、患部を温めてしまうことになり、逆効果になる可能性もあります。
動くほうが早く治る
あとは安静にしたいという思いが強いのですが、出来るだけ動く方が早く良くなります。
普通に歩くのでは無く、四つ這いやハイハイをするように運動すると負担も少なく、またギックリ腰を早く良くしてくれます。
当院ではそれで改善している
実際、当院へ来ていただいてる患者様にはこのように指導させてもらい早期に回復してもらっています。
当院では、動けなくてギクッと痛むひどい方でも、早くて1回、長くて3回くらいで普段くらいのレベルにまで回復します。
あとは、ギックリ腰にならない体になるために、コンディションの良い状態の体に作り変えることと、日常生活での悪い習慣をやめたり、身体に良い運動を実践して頂いたりと少し、頑張ってもらわないといけないこともあります。
しかし、年に数回ギックリ腰になって仕事が出来ない事や、趣味が出来ないようになることに比べると遥かに楽であり、健康な身体を手に入れることは、とても嬉しいことだと思います。
ギックリ腰になってお困りの方は是非、シップをやめて、アイシングをして、安静にせずに、四つ這いやハイハイで動き回ってください。
いつもよりも早く回復すると思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。